2018年02月22日

融合したい

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Facebookなどで羽生選手のことを載せるピアノ講師の方たちも多いですね。

もともと才能豊かな突出した選手ですが、先日の二つの演技を観ていて感じることがたくさんあります。

何故あんなにも芸術性が高いのか。

苦難を乗り越えての魂こもった完成度の高い演技ですし、感動を生むのは当然なのですが、それだけでは言葉が足りない気がします。

以前あるチェリストが「この曲が大好きなので、この曲になりたいのです」と話されていて、面白い表現だなと思いました。

曲になる…

室内楽を学び、それがどういう意味なのか、今なら分かります。

融合です。

曲と自分、ではなく、曲と解け合い融合する。

しかもバランス良く。

ドロドロと融合するのではなく、曲の魅力と自分の持ち味をそれぞれ引き立てるバランス。

その感覚が、羽生選手は抜きん出てているように感じます。

まさに曲になってる、バラード一番そのもの、SEIMEIでしたね、そのもの。

専門的にジャンプのキレや難易度、ステップやスピンなど技術面はよく分かりませんが、音楽人の視点からですと、曲との融合性があまりに高く、他の選手の追随を許さないの崇高さを持っていて、感動と同時に驚愕するくらいでした。

今までいなかったような選手に感じます。

そして衣装のセンスの良さも光っていました。

宇野選手も品格ある衣装で、彼の強みと個性を表していましたね。

選曲と共に衣装も実に重要です。

曲と自分を輝かせる、美しい装い。

全てが融合していて、動く芸術でした。

きっとこれも才能のひとつなのでしょう、融合出来ること。

細かい技術のことは専門家に任せて、私たちはただただ心震わせるだけですね。

きっと、エキシビションは笑顔と幸せ溢れるスケーティングをしてくれるでしょう。

あ~また泣くのか、ありがとうの幸せな感涙。

融合って、この上なく幸せです。

室内楽の本番、足りないところだらけの私でも、調和と融合を五感で感じ、感動と喜びいっぱいで演奏したものです。

技術、経験、表現にはもちろん必要ですが、それだけでない『感じる』部分を磨きたいですね。







sachipiano at 11:37|Permalink音楽、ピアノ、芸術 

2018年02月21日

かけがえのないものを探して欲しい

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来月18日のピアノコンサートに向けて発表の曲の弾きこみに入っていますが、「先生、いつかこの曲が弾きたい」とお話してくれた生徒さん。

「一生ピアノを弾いていたい」とも話してくれて、それはそれは大変嬉しく思いました。

一人一人のレッスン時間をゆったり取れるように時間設定をしていますので、ピアノを弾く以外にもソルフェージュを学び、そしてお話をしたり笑いあったりコミュニケーションの時間も大切にしています。

一生ピアノを弾いていたい。

嬉しい言葉ですね。

この子の想いを育てたいです、いえ、育てます。




ピアノが上手に弾けるようになるためにレッスンに通うわけですが。

ふつふつと、以前から沸き上がる想いがあります。

心が満たされワクワク、幸せいっぱいの笑顔になれる自分にとってかけがえのないものが、きっと誰にでもあるのだと思います。

私が生涯をかけて追い求めるのはピアノ・音楽ですが、我が子達や夫にはそれぞれかけがえのないものがあるのでしょう。

いつでも全力で応援するよ!と常々話しています。

羽生選手のようにスケートにかける人生もあり。

スノボでもスキーでもカーリングでも、その他のスポーツ、芸術、学問など生きる道は人の数だけあります。

みんなみんな、必ず何かを持っているのだと思います。

苦難があっても、自分にとってかけがえのないもの、追い求めるものなら乗り越えられる。

レッスンに通いじっくり音楽と向き合うことをきっかけとし、心の声にきちんと耳を澄ませて感じること思うことを表現する、自分の中にある大切なものがあることを知って欲しいです。

自分と相談したり、追い求めるものが何なのかを考える。

ピアノかもしれないし、違うものかもしれない。

先生は音楽だよ、あなたは何だろうね♪

何であれ、あなたの道を生きるには、自分の心の声に従ってね。

自分らしく輝くためには心と相談しなければなりません。

敏感にならなければなりません。

ピアノや音楽を通して、心の声に耳を澄ませる練習をして欲しいです。

その大切さをじんわり伝えていきたいです。

でも独りよがりにならないよう、作曲家とお話しよう、もいつも話します。

その上で、あなたはどう感じる?どうしたい?

経験や知識は少ないかもしれないけれど、子供とはいえ人間同志。

せっかくご縁で結ばれた生徒さんたちです。

こういうことが大切なんだと先生は思うよ~、ということを同じ目線で伝えられたらいいなと、最近ビシビシッ思います。

いつかはレッスンの巣立ちが来ます。

あれも伝えたかった、これも一緒に味わいたかった、と後悔したくないです。

そして私も、おお!そういう感じ方もあるね!いいね~!と感じたいのです、色々な心を見たいのです。

音楽の、自己表現の、素晴らしさと尊さ。

音楽がいつも心に寄り添っていて欲しいのはもちろんですが、プラス私は何をしたい???

いつも自問自答しています。

想いの全てをHPにはなかなか載せないので、少しづつ手直しはしながら、ブログではとつとつと……

私が体現しなくては。







sachipiano at 23:43|Permalink音楽、ピアノ、芸術 

2018年02月17日

スタインウェイは金管楽器

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昨日は調律をしていただきました。

オーバーホールをしてからおよそ一年半、よく鳴るようになってきたなと常々感じていました。

まだ育てている最中ですので、どんな音を求め、発音させているかで音色が変わっていきます。

函が良いピアノだと仰ってくださり、新しくなった中の部分と大分融和してきているようで、中~低音域が深みのあるカッコいい音になってきていますね、と。

このピアノは低音域の音が一番好きです。

また、色々な音色が出るようになってきています、とも。

室内楽を学び始めたことはお伝えしてあったので、色々な音色について話していました。

ピアノという楽器のことを知り尽くし、見ている方向が同じだと共感する方ですので、弦の先生方との合わせで私は木管楽器の音が出したいと思い練習している、と話しました。

もちろんそれはソロ曲にも活きています。

「確かにピアノは管楽器の音がしますね、それに気付くピアノ奏者はなかなかいませんよ」と誉めて頂いちゃいました。

ベーゼンドルファーやベヒシュタインなどヨーロッパの名器は木管楽器、スタインウェイは金管楽器の音がします、と。

確かにその通りですね、かなり違うように感じます。

来月ピアノコンサートはスタインウェイなので歴史などを調べているところでして、屈強さが際立っているな~と思います。

やはりスタインウェイは金管の音ですね。

トランペットの高らかな音色、時に柔らかで撫でるような温かい音色、どちらも持っていますもの。

ピアノで木管楽器のハーモニーを表現したいです、オーケストラになりたいです、と話していて、そこに是非向かってください!と応援もして頂いちゃいました。

共感し合える、向かっている方向が同じだというのはとても幸せを感じる瞬間です。

ピアノで木管楽器~?と思われてしまう方には話しませんので……

調律をしてすっきりと整ったピアノと、良かったね~気持ちよくなったね、とお話。

うん、ありがとう!もっと弾いて!という声が聞こえてきそうです。

実家のピアノと生徒さん何人かの調律もお願いしていまして、もう何年もの付き合いになる調律師さんを紹介してくれた友人に改めて感謝の気持ちが湧いてきました。

心から信頼出来る、こういう一つ一つの繋がりを大切にしたいです。



羽生選手の演技にまたまた感涙、宇野選手の堂々たる表現にも感動…

おめでとうごさいます、そして感動と気付きをありがとうございます!







sachipiano at 15:46|Permalink音楽、ピアノ、芸術 

苦悩があるからこそ

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羽生選手の演技、素晴らしかったですね。

全てを持っている彼が苦悩を経験した末の演技。

魂のこもった圧巻の芸術に涙が止まらなくなりました。

人って挫折や苦悩が必要なのかもしれませんね。

順風満帆な人生では、きっと人の痛みも分からず鼻持ちならない人間になってしまうのかも。

人としての深みがまして、一挙手一投足何もかもが美しく、神々しさを感じるほどでした。

皆さん感動していましたね。

生徒の皆さんもだんだんと崩れてくる時期に入りました。

出来ていたのに弾けなくなってきた…

これからどう練習したら良いのか分からない…

焦りが出てきますが、この時期があるからこそ上のステージに行けるのだ!と信じています。

まずは慌てずに、何事も丁寧に。

基本的には、ゆっくり片手練習をするように話します。

特に左手の練習を。

音やリズム、フレーズ、ブレス、和声、ひとつひとつを再確認しながら味わうように。

お散歩をしながら、野の花や草木、風や空気や気温を五感で楽しみ感じるように。

曲の隅々まで自分にしっかり染み込ませるように。

練習方法を私も研究して一緒にアップしていきたいです。






sachipiano at 00:17|Permalinkレッスン 

2018年02月15日

調和と純正律と

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昨日はワークショップ8回目、宮田まゆみ先生の【現代の雅楽~古代と現代を結ぶ音楽】を受講しました。
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少し話が逸れますが、強く求めている情報や繋がりは本当に与えられるものだなと、最近また思います。

ピアノだけに留まっていては全然足りない。

もっと視野を広くして吸収して豊潤にして、指導にも自分にも活かしたい。

身体の使い方を正しく知りたいし、指導していきたい…

など強く思っていまして。

友人のFacebook投稿から『音楽家のための4スタンス理論』というものを知り調べ始め、多喜先生(お名前も本当に素晴らしいですね)が『音により遺伝子応答が起こる可能性について』を載せてくださったり、身体のことはやはり無視できない!と感じます。

知りなさい、調べなさい、体験しなさい!と後押しされている気分です。

そして昨日の雅楽~笙(しょう)演奏を世界中で行い活躍されている宮田まゆみ先生の音楽、魂が磨かれ透き通っていくようでした。

輸入され9世紀中頃から日本でも演奏されていたそうで、細い竹を17本束ね金具でまとめ、息を吹き込む楽器なのですが、和声の大変美しい楽器でした。

和声はパイプオルガンのような……単音はオーボエのような……天に響き渡るような音色です。

雲間から光が差し込み、明るく照らされる映像がみえ、とても清らかな気持ちになりました。

吹く吸うどちらでも発音するので、ずーっと持続音が響き……夢見心地…

ピアノは音が減衰する楽器ですが、この持続音、なんて美しいのかと再確認しました。

笙という漢字は元々は『和』を意味したそうです。

調和、和声、和合。

古代中国でも古代日本でも、古代ヨーロッパと同じ、音楽の元は『調和』だったと知り一筋の光を見た気がし、やっぱりそうなんだ!と嬉しくなりました。

純正律で鳴るのだそうで、ピアノの平均律よりもすんなり体に入ってきます。

こんなに純正律って違うのね…

純正律を発見した数学者ピタゴラスは『宇宙の調和の音が聴けた人物』といわれ、惑星の並び方・宇宙の体系・軌道配分が音律の数字と同じ比率なのを発見したのですって。

難しいですが……調和ってそこから来てるの!とまたまたすんなり入りました。

調和とは、バランスのとれた感覚、融合。

人間は宇宙の一部、自分の中に宇宙がある、ということを古代人たちはよく知っていて、現代人よりもはるかに感覚は研ぎ澄まされていましたし、それに準じて音を生み出し神との対話に用い、楽器は神聖で重要なものと位置付けられていたそうです。

去年からとても興味のある分野です。

ただピアノに向かっていても不十分だし、生徒さんに伝えるために知り学ぶべきことが多くあるように感じ、求めていた『音楽の根本』です。

学ばなければならないな…

身体の使い方もとても重要だということをボディマッピングで知ったので、レッスンでも、安定した演奏をするため椅子にどのように座ればいいのか、から話します。

練習してきてね、ここを弾けるようにしてきてね、では乾いていて全然足りないです。

潤いたい、与えられるようにしたい、渇望しています。

室内楽的な雅楽よりも、単体の笙の響きが私は好きだったので、また宮田先生の音楽が聴きたいです。







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