所沢市ピアノ教室フェリチタ

埼玉県所沢市のピアノ教室です。音楽の事、ピアノの事、レッスンの事、日々の生活の事・・・思いのままに綴っていきます♪

~音楽との幸せな時間~

FullSizeRender
トッパンホール20周年バースデーコンサート『ガブリエル・フォーレとともに』が10月に三夜行われます。

会号にてフォーレ四重奏団の演奏があることを知っていたので、待ちに待った案内が昨日届き嬉しくて飛び跳ねました!

敬愛するフォーレ四重奏団、ピアニストのジャン=クロード・ペヌティエ、チェロ界のホープ岡本侑也さんの演奏です。

このフォーレ四重奏団のチラシはラミネートして、先生方とのステップ演奏のラミネート写真と並べて置きたいくらい…4人の調和と音色がとても好きで、お一人の音色も本当に素晴らしい。

『本年結成25周年を迎え、伝統を重んじる姿勢と、現代的感性との見事に調和させ、斬新かつ圧倒的な迫力と説得力で瞬く間にピアノカルテットのトップランナーに躍り出、21世紀の音楽シーンを牽引する存在』、そうやって室内楽の魅力を発信しています。

圧倒的な説得力…確かにそうだなあと感じます。

クラシックは伝統を重んじる姿勢がどうしたって必要な、作曲家の声を再現する芸術です。

楽曲、作曲家、作曲家の音色のことを研究する時間が多く必要で地道ですし、その過程で奏者が背負ってきた背景のようなものも感じ取れます。

説得力ってとても重要なのだと思います。

即興やアレンジにあまり興味がないのは、再現芸術たる音楽に最大の魅力を感じているからです。

対話をした上で、何を感じどのようなイメージが見えるか自分と相談し、自分のフィルターを通してこの身体で表現可能な音色ってどんなものだろうと研ぎ澄ますのが好きなんですね。

室内楽は更に仲間達の音色、楽器ごとの音質の違い、それぞれの思想を融合させます。

4人の楽しげなお喋りを聴いたり、思いやり溢れる調和が伝わってきたり、心地良さにうっとりします。

ソロ演奏とは別世界ですし、室内楽は一人一人の音色と想いが際立つため、巨大な船を指揮者が舵を取るオーケストラとも違います。

際立つのは良さのみならず、粗も出てしまいますので…そこがまた学び甲斐があります。

6月になるとチケット販売も開始されるようですので、すぐさま三夜申し込むぞ!

10月三夜のコンサート&11月ステップがどうかどうか無事に開催出来ますように…ニコッ!ワクワクする気持ちが目覚めてきました。

チェロデュオも楽しみです。

FullSizeRender

家の中の整理や断捨離を進めていますが、ここまではやりたいなあというところまで、あともう少し!

体を動かすし、整頓も進み不要なものも無くなるし、掃除って良いですね。

自分自身の心身ケアも忘れず…といつも心掛け、快適で明るく前向きになれることに焦点を当てましょうね。

19日・20日と室内楽個人レッスンをお願いしたのでワクワク度もアップしています。

今夜もリフレッシュします。




ピアノ教室フェリチタ

FullSizeRender















FullSizeRender
弦楽器がこんなに好きなら転向すればいいのに
、と自分に対して思うのですが、やっぱりピアノが弾きたいのです。

ピアノは音域も音量もオーケストラに匹敵する、お稽古事をするならピアノが良いなど言われています。

その通りだと思います。

ピアノはト音記号とヘ音記号の2種類を瞬時に読譜するため情報量が多く、頭の中はフル回転で動かなければ追いつきません。

横に音楽が流れていくのを目で追いながら、縦の関係性にも常に注目して。

頭で理解したことをこれまた瞬時に10本の指で表現し、音を聴いて確認しイメージを膨らませ、考えたらまた指で表現して、の繰り返し。

頭も手もとても忙しい。

5本の指で2声以上を演奏することが多いので、タッチも打鍵スピードも音色も弾き分け、手の中で様々なことをしています。

なのでバッハやバロックは絶対的に学ばなければならないのですね、ピアノ表現のノウハウが詰まっています。

音域や音量がオーケストラに匹敵する、と言うよりも『音色の数がオーケストラに匹敵する』という表現が合うような気がします。

赤松林太郎先生の演奏はまさにオーケストラで、弦も管もティンパニも鳴り響いていて衝撃を受けました。

指導者としても世界中を駆けめぐる、一流ピアニスト。

ホールがオーケストラの音で満たされますし、セミナーでは幾つもの前世の記憶をそのままに今を生きておられるかのような知性が溢れ、近年は更に進化している先生のお一人ですね。

あのような素晴らしい演奏を聴くと、ピアノ=オーケストラ!の意識が高まります。

手の中で音色を弾き分けるにはどうしたら良いか。

指のどこで弾くのか、打鍵スピードは、どうやったらその楽器の音色に近づけるか…と考えるのが楽しくて楽しくて仕方がありません。

ヴァイオリンもフルートも、オーボエもピッコロも右手で表現、2つの楽器が別々のメロディを奏する時は、両手弾きをしたり各パートごとに弾き込んでイメージを膨らませます。

それを右手だけで演奏出来るようになるまで、よく聴きながら繰り返し。

チェロやファゴットやコントラバスの深みのある音は左手、同じく弾き分け。

ヴィオラやホルンやクラリネットあたりは両手にラインが行き来するので、平均律の5声の練習のように受け渡しが滑らかになるまで。

各楽器の音域と、得意な音域も調べて参考にしながら、この部分はこの楽器とこの楽器が右手担当かな〜と考えます。

ロマン派になるとピアノ自体が発達し益々屈強になり、重要な部分のペダルの魅力満載の楽曲が増え、ピアノのためのピアノ曲も発展していきます。

『ピアノのためのピアノ曲』は、たとえ88鍵に迫る音域でも、オケのようにppp〜fffまで記譜してあったとしても、オーケストラに匹敵するとは感じられず、あくまでもピアノ曲なので私にとっては物足りないです。

楽器としてのピアノの音色だけを追求していて、もうこれは好き好きですが、それよりも様々な楽器の音の表現が欲しいんだよなあ〜と思います。

なのでベートーヴェンのようにどの楽曲でもオーケストラが鳴っていて『オーケストラをピアノで表現する』、管弦楽が有り有りと存在している凝縮感と緻密さ、その表現がピアノなら可能。

それを感じられる楽曲に魅力を感じ、いつも弾いていたいです。

私は古典だけ弾ければ良いっていうくらい古典が好きなの!と友人達と話すのですが、分かるわ〜幸子さんの演奏はまさにTHEドイツだもの〜と言われるので伝わるみたいです。

ロマン派以降でもオケが感じられる楽曲は好きなので、ドイツはもちろん、ロシアものも好きです。

オケが表現出来る可能性がある、ピアノは特異な楽器です。

音域や音量という視点ではなく、音色の多様さで。

耳をつんざく様なfffではなくtuttiの豊潤さを出したいし、音域の広さを活用し多くの楽器の音色が表現出来るようになりたい。

ピアノ=オーケストラ、それが私にとっては最大の魅力なのでやっぱりピアノが弾いていたいのです。

素晴らしい奏者達と合わせて、私はオーケストラの様に支えたり歌ったり包み込めるようになりたい。

頑張ろう…としみじみ思います。





今日は急に風が強く吹いたり、パラパラ雨が降ったりでしたね。

濃い青色の空!

遠くまで見えそうです。

日差しはもう夏みたいだけど風は爽やか。

気持ち良い!




ピアノ教室フェリチタ
FullSizeRender








FullSizeRender
メトロノーム練習のお話をしようと思います。

大活躍しているSEIKO SQ200です。

ピアノ奏者あるあるの一つに、テンポが乱れる、良く言えば、自由奔放。

音楽の大きな波とは関係なく指の都合だったり気分だったりで、途中で遅く・早く、テンポを変えてしまうことが多々ありますね。

作曲家の指示は別ですよ。

ピアノはソロ演奏が多いのでそうなりやすいそうです。

『自分都合で急にテンポを変えてもソロなら誰にも迷惑かけないので。

そうなっている意識がなかったり気付かないことも多い。

でもそれは、音楽の流れを無視していること。』

こう弦の先生方が何度も何度も仰ってます。

自己解釈に走りすぎたり、バロックや古典がまるでロマン派のようになったり、不自然に揺れすぎたり、急ブレーキだったり、おっとっとっと…

曲に相応しいテンポで、気持ち良く自然に、凛と、のりたいですね。

特に、小節の最後の拍から次の小節の一拍目に向かう時に、勝手にゆっくりしてしまう。

それと、アーティキュレーションの変化をテンポでどうにかしようとする。

ピアノあるあるのようです。

最後の拍は次の一拍目に行きたくてたまらないのに急ブレーキをかけるのは本来の流れに沿っていないですし。

accelerandoでffに持っていこうとしたり、逆にritardandoしてppにしようなど…そうするのが楽なので…

でも、本来の音楽の波の中で、テンポで何とかしようとせずに、指先で表現しないといけないのですよね。

アンサンブルの機会がある無しに関わらず、改善した方が良いことだなあと考えます。

テンポは、音価の響きをきちんと感じているか、にも関係してきます。

生徒さん達には必ずメトロノーム練習を課題に出しますし、私自身の練習にも毎日必須です。

テンポが乱れやすいので、指揮者のように身体に染み込ませるように、気持ち良く波にのる感覚を掴むのも目的ですが。

大きな目的は『自分のピアノ以外の音が鳴っているのに慣れる』ためです。

もう一つ、何とかして、苦しい思いをして無理矢理メトロノームに合わせるのではなく『メトロノームの音はパートナーの音色』とイメージすることです。

室内楽ではパートナーの音に耳を開かなければなりません。

ソロでも、指を動かすこと、弾くことだけに夢中になって鍵盤と格闘していると大体聴けていませんね。

ピアノの函が、響板が、全ての弦が、木が、フレームが、振動し共鳴しているのを聴かなければ。

内側に向かう感覚と共に、外側にも感性を開く練習です。

メトロノームは頼れる心強いパートナー。

悠然と涼しい顔で、辛口でもありユーモラスでもあり、ちょいちょい!慌ててるよ!だれてるよ!遅ーい!と軽やかな音で教えてくれます。

おお、ありがとう!楽しい〜!

自分の乱れっぷり、リズム感の悪さにウケる時もあります。

メトロノーム練習って快適ですよ。

SQ200お勧めです。
https://item.rakuten.co.jp/r-kojima/1497222/?iasid=07rpp_10097___et-ka3ye1y8-2t-6f8d0d33-2544-4e3a-badb-f0362a4fdbe4

Amazonにもあります。

大変使い勝手の良いメトロノームなのですが、イチオシは、押したタイミングが一拍目になるところです。

生徒さんのテンポを見る時にとても便利なのです!

リズムもビートも設定出来ますし、音も3種類あるのでテンポの速さや曲によって変えたり、うーん、この曲にはこの音色が合う!と遊んでいます。

メトロノームさん、今日もお疲れ様!



ピアノ教室フェリチタ

FullSizeRender




FullSizeRender
多喜先生のレッスンを思い返していました。

昨年4月からレッスンをお願いし10月までの数ヶ月間でしたが、先生の室内楽レッスンと並行して個人レッスンも受けることが出来、至福の時間でした。

『何故私の個人レッスンを受けたいと思ったの?』と最初のレッスンで聞かれ、ずっと憧れていたジャスミン室内楽を受講した経緯から、これまでの師事歴、室内楽を深めたいから先生に個人レッスンもお願いしたいと思ったことなどを話しました。

私が自身のソロ演奏に興味が無くなったきっかけの出来事があるのですが、『そういう辛い思いをしてきたから今はソロは無理にやらなくてもいいわ。でもいずれは一緒にピアノソロも学びましょうね』と包み込んで下さったことは忘れられません。

蓋をして奥底に沈め封じ込めていたことを、そういうこともあったんだねと認め、それでもいいのよ、一緒に歩いていきましょうと抱きしめてもらった気がしてポロポロ涙が出ました。

恩人です。

どこを目指せば良いのが分からず、悩んで迷って堂々巡りしていた私を導いて下さったのも多喜先生です。

子供の頃から好きだったアンサンブルが私にとっては最適な場所だと確信出来、間違っていなかったんだと分かり救われました。

多喜先生の元には室内楽を追求したい音楽家たちの他にも、様々な痛みや悩みを抱えたピアノ奏者や指導者達も多く集まります。

とても器が大きいので、音楽を学びたい人なら誰でもOKよ!レッスンしますよ!と受け入れて下さいました。

きっと、たくさんの悲しみと痛みを、もしかしたら絶望も挫折も知っているからこその器の大きさなのだと思います。

恩人であり救世主です。

そう感じている仲間達がたくさんいると思います。

レッスンは、色々なことが解決するとか弾けるようになるとか、それだけではない付加価値の部分がとても多いように思います。

音楽がどれほど充実しているか、共感出来るか。

心が充電出来るか…

一緒にいるだけで癒される。

あなたの声を聞いているだけで満たされる。

笑顔を見るだけで温かく包み込まれる。

音楽観を説いてもらうだけで豊かになれる。

その美しい音色を聴くと心が震えて涙が出る。

一緒に奏でて下さるハーモニーの寄り添いに感動する。

生き様に圧倒されて、後ろ姿を追いたくなる。

あなたのようになりたい。

会うたびに尊敬の念が増した唯一無二の先生です。




ジャスミン室内楽の先生方が特別個人レッスンをオンラインで行って下さるので、受講するかということを仲間達と話してるからかもしれません。

先生方にもお会いしたいなあ…そして多喜先生のことを今日は想っていました。

多喜先生の個人レッスンは短い期間でしたが、ニコニコで出掛け、満たされてスキップ気分で帰り、大好きな人に会うのってこんなにワクワクするのね!と毎回感じていたなあと思い返していました。

レッスンってそういうものでありたいです。

まだまだ足りなくても、目指すレッスンの姿をいつも目標にね!

モーツァルトの鎮魂歌をヴァイオリンと共に、ベートーヴェン2楽章を3人で、きっと先生方も同じ気持ちでいて下さっているし、通じ合えると信じています。

多喜先生を想い、贈りたいです。

音楽ってこのためにあります。

音楽も、言葉も、テレパシー。

天に届け、届け!

明日も明るい気持ちでニコニコワクワクで練習しようね。




ピアノ教室フェリチタ

FullSizeRender




FullSizeRender
今日は友人とFaceTimeで繋がり、レッスンのこと、オンラインの手応えや工夫や改善点、室内楽のこと、自身のレッスンのことなどたくさん話してとても楽しかったです。

ありがとうね!

どこにスマホを置くと見やすいか、音の聴こえ方はどうか、ヘリに置くとピアノの振動が伝わってしまうのか、音の割れはどうかなどもチェック。

レッスンで少し離れた位置にスマホを置き映していると、はて、生徒さんはこちらの画面のどこを見ているのか?

私が弾いている、どこ見ているかな?

手元見てる?もしかしてボンヤリ眺めてるだけになってる?私の顔を見てるのか?と思うこともあります。

ここはオンラインの利点として、反転に切り替えてスマホを手に持って弾いている手元と鍵盤を映したり、鏡のように蓋に映った手元を見せてあげるのも良いらしいよ!と二人で実験したりもしました。

等身大の現在のレッスンの現状、相談しあって改善に向かえること、気付き合えることが多いです。

居住地によってコロナ感染状況が違うので対面レッスンに戻すタイミングをいつにするか、なども話していました。

所沢市は感染者がとても多いので対面レッスンはまだ先になりそうです。

だからこそオンラインが楽しく少しでも快適なレッスンになるよう、まだまだ試行錯誤が必要ですね。




写真はモーツァルトヴァイオリンソナタ、室内楽のデュオ曲です。

モーツァルトにしては珍しいe moll…

母親を亡くした時に作曲した鎮魂歌、Vnソナタの中でも名曲と言われています

ほぼ弾けるようにはなっているのですが、今日はVnとの関係性や対話や和声をじっくり見てみました。

まるでオーケストラです。

こんなに音数が少ないのにオケが鳴っています。

大作曲家の中でも頭ひとつ抜きん出ている存在というのは誰でも認めることですし、記譜してある音の向こうに壮大な世界が見えるようで、モーツァルトの偉大さに平伏すような気持ちです。

どうしたって管楽器が鳴っています。

クラリネットはモーツァルトでは重要な楽器なので美味しいところはクラリネット担当。

ファゴットやホルンがモーツァルトの時代にあったのか定かではありませんが、各楽器たちの3度や6度や8度の調和の中に、緊張と弛緩と、寄り添いと呼応がたくさん含まれていて、頭が研ぎ澄まされるように見えてきて嬉しくてゾクゾクしました。

何を表現したいのか、何を伝えたいのか、知りたいです。

管楽器のパーンとハリのある音やポーンとまろやかな音、ストリングスの調和、メロディラインを引き継いで発展させていく様、tutti。

好きで好きで目眩がしそう…

古典派が好きなのはオケが聴こえるから・弦のボウイングが見えるからなんだよね、と常々感じていますが、この曲がこんなに管楽器が鳴っているとは思っていなかったので新鮮でした。

オケに置き換えて各楽器の音色とボウイングもイメージ、後は拍子を見失わず、じっくり和声進行を考える。

そうすると、どのような練習をすればいいのかが分かっちゃいます。

闇雲に弾いていても時間の浪費になりますが、練習方法が分かると随分楽になります。

表現可能になるには時間がとてもかかりますが、どうしたら良いか分からない…ということにはなりません、拍子と和声進行に答えがあります。

早く練習したいなあ…

来月からレッスン再開予定の室内楽、今年度の大きな目標が叶えられるように、先生方と呼応出来るように、するぞ〜!




ピアノ教室フェリチタ


FullSizeRender









このページのトップヘ