~音楽に触れる、幸せな時間~

伴奏曲を練習している生徒さん。

こんな質問がありました。

『初めて見る楽譜なのに、どうして先生は弾けるんですか?』

このように答えました。

『子供の頃から初見の勉強をたくさんしているからだよ。』

ピアノの先生だから弾けるのではなく、勉強の末に出来るようになる、のです。

楽譜を読み取る力を養うため、しかも素早く正確に、目は先へ先へと進み音楽をイメージし、脳から指先に指令を出す、初見の勉強。

留まらずに流れる、目には見えない「時間の芸術」、それが音楽です。

自分の都合で遅くなったり止まったり滞らずに、自然で心地よい音楽の流れに乗らねばなりません。

そのために、最初は短い曲でいいので、数こなし!が必要です。

様々なタイプの曲を、素早く読み取り、最後まで同じテンポで必ず弾ききる!!!

たくさんの曲を読み取り、分析し、慣れる。

この繰り返しです。

その子は初見の力が大分ついてきているので、私の答えにもピンときたようです。

一生音楽を楽しめるように、生徒さんの可能性が広がるように、色々な角度から勉強させてあげたいといつも思っています。

初見でさらりと曲が弾けたら、譜読みって大変!新しい曲に出合うのは大変!の呪縛から解き放たれます。

もちろん、その先はじっくり練習が必要ですが、譜読みが速いのはとても楽なことです。

もしかしたら、合奏で初めて見る曲がすんなり弾けるようになるかも。

伴奏曲の分析が素早く出来れば、お相手にも喜ばれるかも。

憧れのあの曲、さらっと弾いてみちゃおうかな~♪チャレンジしてみよう♪

こうやって可能性がどんどん広がるのです♡

初見は、ピアノを弾く上で必要な勉強ですね。



    《ピアノで幸せと喜びを》

  ♪ 所沢市の矢崎ピアノ教室です ♪
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