習い始めてもうすぐ2年になる生徒さん。

じっくりと育ててきた甲斐がある!と最近感じることが多くなり、育てるとは、必要なことを丁寧に与えて、じっくり待つことだな、と実感しています。

とても素直な子で、練習方法をレッスンノートに記入したらそのように毎週取り組んできます。

お母様も本人も、毎週の上達を感じられているので、練習方法にも前向きに取り組めるのでしょうね。

姿勢も良く、体は無駄な力のないリラックスした状態。

腕は自然で、手首も真っ直ぐに保ち、手も指も丸く。

基本フォーム、音楽の基礎を徹底してきました。

その習得が今後の伸びに繋がります。

初見もぐんぐん進んできました。

楽典も吸収し、表現力も「私はこう思うし、こう表現したい!」が豊かです。

さらにアップして欲しいし、こことここは強化したいなという思いもあるので、これからの指導案もしっかり練っていこう。

もう一人、大作曲家たちにとても興味がある生徒さん。

楽譜の内容が出来ているかはもちろん必要だけど、ここの短調、モーツァルトはどんな気持ちだと思う?

お腹が空いたのかな。

可愛いペットが逃げちゃって不安なのかな。

友達とケンカしてしょんぼりしているのかな。

それとも晴れていたのが曇ってきたのかな、雨が降りだしたのかな。

片手練習の時に、モーツァルトといっぱいお話しておいで、と伝えました。

作曲家と対話して、音楽の形に沿って、自分なりに素直に表現する、コテコテは不要、なかなか簡単にはいきません。

考えて感じて、心を動かすこと。

でも、私はこう思うから!だけではよろしくないですね、作曲家の気持ち、何を表現したいのか、にも心を動かしてね。

指が動いているだけでは演奏にならないからね。




レッスンをしていて、また、昨日のように友人の発表会を観たり、セミナー聴講したり、コンサートを聴きに行って、いつも「私は生徒さんたちに何を伝えたいのかな」とぐるぐる考えます。

自分の音楽活動を今後どうしていきたいのか、現在真剣に考えているのですが、それは結局のところ、音楽とどう向き合って、生徒さんたちに伝え育てていくかに通じます。

育てたいです。

そして、どう育てたいのか。

ぐるぐるぐる……

ここ数日、気付き・発見に恵まれています。



GWラスト、今日は夫と「追憶」を観に行きました。

切なくて苦しくて……手に取るように登場人物たちの心が見えて、邦画が私の中でのブームです。

是非ご覧あれ。
20170507_115348



       《音楽で幸せに》

         所沢市
  ♪ ピアノ教室フェリチタ(矢崎ピアノ教室)♪

      http://www.sachi-piano.info