~豊かで幸せな音楽時間~

本日は赤松先生のバッハセミナーを受講しました。
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インベンション10曲。

たくさんの学び、何から載せようか分からなくなるくらいの内容でした。

・平均律セミナーでも聞きましたが、対位法はいつで4声。

スポットライトが幾つあるかで、二つあれば2声を照らし、三つあれば3声を照らす。

例えば1番、最初はアルトで柔らかくレガート、バスが出てきて、ソプラノの張りと緊張感のある音、そしてテノールへ。

テノールは音域的にいつも f だそうです。

・装飾音符について。

①旋律的に入れる場合~柔らかい曲線で入れる
②キラリと光らせたい、アクセントを付けて非和声音を鋭く入れる
③音価の長い音符に補足的に付ける

①~③のどの形態の装飾音を入れるかを、しっかり考えること。

・「バロックは和音で生きているのです」と。

・9番のf moll

バッハの中でf mollは重要だそうです。

この調は受難曲。

完全4度、5度、8度の協和音は、調和している神の領域なのですって。

反対に不協和音は、葛藤・救い・願望など人間の心を表す。

とても重い、神の歩みの苦しみ=重い十字架(人間の罪)、イバラの冠を背負っている、苦しみながら一歩づつ進む

また、ピアノの音の「減衰の美しさ」を知ることが大切とのこと。

音価の長い音符の邪魔にならないよう=減衰を聴きたい、他の声部の細かい動きが邪魔しないこと!

「全てのものは減衰していくので、その美しさを味わいましょう」と。

・他にも、フランス様式(舞曲)とイタリア様式(器楽的)の違い、曲の最後にrit.をするか・フェルマータの考え方、などなど。

いっぱいです。




赤松先生のセミナーを受講すると、ものすごい勉強の量を感じ、圧倒されると共に尊敬の念があふれます。

この美しいクラシック音楽、皆さんで共有しましょう!私に出来ることは惜しみなく注ぎます!の精神を感じ、感動すら覚えます。

本当にすごい方です。

来月は残りの5曲を学びに行きます。





       《音楽で幸せに》

         所沢市
  ♪ ピアノ教室フェリチタ(矢崎ピアノ教室)♪

      http://www.sachi-piano.info