~豊かで幸せな音楽時間~

各学校の合唱コンクールや音楽会が秋に開催されます。

伴奏オーディションを受けるほとんどの子が、8月初旬に暗譜できました。

子供ってすごい!本当に暗譜が早い!

みんな頑張ってるね♪

感嘆します。

伴奏者として必要なことは「ソロのように弾かないこと」です。

『ピアノと合唱の曲』なのですから、いつものソロの気持ちで弾くのはやはり違うと思うのです。

第9のオケパートをピアノで表現するような感じ、などと言ってしまうと難しいので……ピアノという楽器の音色を、合唱=声に添わせるように、がイメージです。

よくあるのが、右手がガンガン鳴ってしまい、声をかき消す伴奏です。

ピアノパートと重なっている声部をかき消さないよう、そこは伴奏として、基本的に控えめに。

サポート、色づけをしてあげるつもりで。

ピアノソロのように「右手はくっきりはっきり歌う」をいつでも持ってきてしまうと、歌をかき消してしまいます。

合唱を台無し……に決してならないように。

バスを意識するよう話します。

この楽曲の一番の土台のライン、それをしっかり固めてあげて、左手の豊かな和声が音楽を支えているよ。

fで弾けば良いわけではなく、全体のバランスをイメージして、どんな左手にするかを考えていきます。

左手こそ、音楽の命。

あやふやだったり、和声や動きが捉えられなかったり、うまくいかないところは、特に左手を練習し意識するよう話します。



大切なことがもう1つ、歌詞をよく理解することです。

音楽の中で、声楽だけが言葉があります。

この「言葉」、実に難しい存在です。

と同時に、歌詞があることで目の前が広々と広がる感じもします。

言葉の切れ目、抑揚、ブレスの箇所、そして意味。

日本語って、難しくて美しいです。

それに添うピアノパートにしようね。

あ~楽しい♪

伴奏って本当に楽しいよね!と生徒さんたちと話しています。

前奏と間奏はソロのように輝いてね、そして歌が入る前には誘ってあげよう、みんなが入りやすいようにね。

丁寧に楽曲を見れば、歌詞を読めば、たくさんのことが見えてきます。

それをピアノで表現するのが、合唱が生きるピアノパートにする努力が、たまらなく楽しいよね♪

全員が伴奏者になれるといいな。

是非、合唱とピアノの音楽を堪能して味わって欲しいです!

まだまだ、もう一段、上の伴奏を目指そうね。




       《音楽で幸せに》

         所沢市
  ♪ ピアノ教室フェリチタ(矢崎ピアノ教室)♪

      http://www.sachi-piano.info