♪笑顔と音楽に満ちた教室です♪

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室内楽クラスにて、今年度初の企画「チェロデュオ体験講座」の聴講へ行ってきました。

昨日のその講座、艶やかなチェロと受講生の皆さんのピアノ、どの演奏も心が伝わる演奏で聴き惚れました。

何曲かある中のひとつ、フォーレの「夢のあとに」

ピカイチだなと感じている方がいるのですが、前回の室内楽クラスでハイドンを学ばれていたその方、先生方も絶賛の奏者なのですが、毎回聴講させて頂き聴き惚れていまして。

チェロと融け合ってました。

うっとり……融け合う音色が見えます。

調和して、ピアノとチェロで一緒に彩っている感じ。

嫌みのない演奏……心根の優しさや温かさや清らかさが現れている、純粋な美しさ。

楽曲の芸術性と共にその方の内面の美しさを毎回感じてきたのですが、やはり昨日も感じました。

師匠が「自分に酔っていて嫌みな演奏ってあるでしょう。そういう演奏が世の中多すぎる。方向が違っているわよね」とよくお話されるのですが、嫌みな演奏って確かにありますね。

俺って、私って、こんなに弾けて上手いでしょ、スゴいでしょ~!

華麗なテクニック、表現、ビジュアル、どうよ!

ドロドロを感じ、清潔感や温かさや本質から遠くて、なんだか失笑してしまいます…

そんな澱みはなく、その方の清らかな演奏を聴いているとありありと情景が広がります。

どんな夢なのかな…

どんな温度感なのかな…

イメージを掻き立てられ、奏者のお二人と共に音楽を味わえる至福の時です。

美しかったです。

ピアノはオーケストラに匹敵すると言われていますが、音量も音域も音色の変化も負けず劣らず、事実なのでしょうが…

自分の中でこうしたいという想いがなければ、決して匹敵はしません。

大好きな弦楽器の音色、プラス、オーボエとホルンの音色も好きでして、ソロ曲でもイメージの中でよく登場する楽器です。

ピアノ曲はバッハ以外でも4声部がよく出てきます。

弦楽器か、オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴットの木管四重奏を想像することが多く、そこにフルートも時に入ります。

まろやかでよく透る、木管の音色。

デュオでもトリオでもソロでも、ピアノは七変化したいな、それが魅力のひとつだなと昨日の聴講で感じました。

七変化したくてしたくてたまりません。

課題は山積なのに、更にまた増えちゃった。

七変化する名演奏を聴いて、美しい心根の方々の演奏を聴いて、磨いていきたい。

オーケストラに匹敵など遠い夢ですが、まずは目標やイメージを持たないとね!と励ましつつ、探究の日々です。