♪笑顔と音楽に満ちた教室です♪

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Facebookなどで羽生選手のことを載せるピアノ講師の方たちも多いですね。

もともと才能豊かな突出した選手ですが、先日の二つの演技を観ていて感じることがたくさんあります。

何故あんなにも芸術性が高いのか。

苦難を乗り越えての魂こもった完成度の高い演技ですし、感動を生むのは当然なのですが、それだけでは言葉が足りない気がします。

以前あるチェリストが「この曲が大好きなので、この曲になりたいのです」と話されていて、面白い表現だなと思いました。

曲になる…

室内楽を学び、それがどういう意味なのか、今なら分かります。

融合です。

曲と自分、ではなく、曲と解け合い融合する。

しかもバランス良く。

ドロドロと融合するのではなく、曲の魅力と自分の持ち味をそれぞれ引き立てるバランス。

その感覚が、羽生選手は抜きん出てているように感じます。

まさに曲になってる、バラード一番そのもの、SEIMEIでしたね、そのもの。

専門的にジャンプのキレや難易度、ステップやスピンなど技術面はよく分かりませんが、音楽人の視点からですと、曲との融合性があまりに高く、他の選手の追随を許さないの崇高さを持っていて、感動と同時に驚愕するくらいでした。

今までいなかったような選手に感じます。

そして衣装のセンスの良さも光っていました。

宇野選手も品格ある衣装で、彼の強みと個性を表していましたね。

選曲と共に衣装も実に重要です。

曲と自分を輝かせる、美しい装い。

全てが融合していて、動く芸術でした。

きっとこれも才能のひとつなのでしょう、融合出来ること。

細かい技術のことは専門家に任せて、私たちはただただ心震わせるだけですね。

きっと、エキシビションは笑顔と幸せ溢れるスケーティングをしてくれるでしょう。

あ~また泣くのか、ありがとうの幸せな感涙。

融合って、この上なく幸せです。

室内楽の本番、足りないところだらけの私でも、調和と融合を五感で感じ、感動と喜びいっぱいで演奏したものです。

技術、経験、表現にはもちろん必要ですが、それだけでない『感じる』部分を磨きたいですね。