♪笑顔と音楽に満ちた教室です♪

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幼い頃から必ずソルフェージュはやるべきだと考えています。

あらゆる方向から音楽を知り磨くことが、ピアノ演奏の上達や充実に繋がります。

そのひとつ、以前はフラッシュカードで音読みをしていました。

その子のレベルに合わせて五線内だったり、2本の加線も出てくる範囲まで広げたりと、1分間で何枚読めるか。

このカード読みはしばらくお休みしようと思っています。

実際に楽曲では、単に四分音符がポツンとひとつある、なんてことはなく、常に音たちは繋がっていますし、しかも色々な種類の音符が出てきます。

その繋がりに注目させることの方が、カードでポンポン音読みしていくことよりずっと重要だと思うのです。

ひとつづつ読むのではないんだよ、と教えたいのに、逆のことをしているように感じてしまい……

音楽はいつも流れていて進んでいて、目が楽譜上で止まったり息を止めて留まったり…を無くし、心地良くさらさらと流れていく感覚をもっと磨かせたい、と考えるようになりました。

自分自身の演奏においてもそうなのです、分かっちゃいるけど…の気持ち、よく分かります!だからこそ方法を見直します。

「わんぱくワークブック」というドリルを気に入っていましてほとんどの子が使っているのですが、音読みは「らA、しB」と間違わずに確実に書かせ、どんな種類の音符にも慣れてもらい。

加線音や線の音&間の音は、五線ノートで繰り返し書いたり読んだり。

また大譜表5ヶ所のCの位置を何度も何度も書くのですが、これは効果が大きく、加線の音もすんなり読めるようになりました。

そして、これまで以上に初見奏の強化をしようと思います。

慣れていない子はまずメロディラインを歌います。

進んできて慣れてくると「左手に注目ね、右手の音は目に入ってくるものだからね」と左手がアップアップにならないよう気を付けさせます。

出来ればポリフォニーにも入っていこうと計画していまして、大変、目が追い付かない~!が想像できますが、「左手が歌う」感覚、支えとなるバスに意識がもっと向くように、初見奏からもアプローチです。

あとふたつ、アナリーゼ力と聴音です。

音を聴くこと、楽譜を書くこと、そして自分で分析出来ること。

絶対に外せないソルフェージュの部分です。

付点二分音符+四分音符、四分音符を小節の4拍目に書くのをただ機械的に書くのではなく、3拍分のエネルギーと響きのあとだから四分音符をここに置く。

楽譜でそう書かれる理解、響きとエネルギーを感じられる感覚、どちらも磨き深めておき、弾くときにも当たり前のように表現できる。

なので私も弾くときに、付点二分音符のたっぷり響きとエネルギーを感じて、次に四分音符らしく弾く、と一回一回伝わるように弾かねばなりませんね。

生徒さんの様子を見て、やり取りをしていて、レッスンで何をしたら良いのか、もっと花開かせるにはどんなアプローチをしてあげたら良いか、生徒さんたちから教えてもらっているのですね。

ここがあなたの良いところ、もっと強化したいところ。

同じことを学ぶのにも、あなたはこちら側から、あの子はあちら側から。

4月からは40分レッスンを50分レッスンに改定するのですが、考えて感じて、更にみっちりレッスンになります。

新しい年度はもっとパワーアップしていきます。