♪笑顔と音楽に満ちた教室です♪

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時代のスピードや社会情勢、作曲家の地位、文学や芸術との関連、そしてその中で生きた生身の作曲家たち。

性格、好み、くせ、どのような音色を持っているのかを知り、生み出された楽曲へと徐々にフォーカスしていく。

森を見てから、一本一本の木に近づいていく。

そのように楽曲に向かおうと日々心掛けています。

「鳥の目・神の目」という表現を聞きました。

英語圏の文学や文法では、空から物事を見て(=鳥や神の目)その視点から表現するのだそうです。

客観的なのですね。

一方日本語は「虫の目・蛇の目」、地面に立ち、自分が中心に居て回りを見回す、という表現方法とのこと。

なるほどと思いますね。

言葉と音楽は密接に繋がっていて、生活のリズムも言葉に表れます。

こぶし、ぐーーっと押し込めるような音色が日本芸能の音楽です。

ヨーロッパの音楽を追求するなら、この「鳥の目・神の目」を持つことが必要だなと思いました。

天へと昇っていく音色って、こういうところからもきているのでしょうね。

作曲家を取り巻く環境に注目して、作曲家へ、楽曲へとフォーカスしていこう。

作曲家とたくさんお話ししたい、魂の声が聞きたい。

それを再確認しました。

生徒さんと話していると色々なことを考えさせられます。

次から次に、自分の内にあるものが引き出され、照らされるような感じです。

思い入れのあるラフマニノフのコンチェルトNO2。

音楽は時に、言葉よりも雄弁に語り、心のひだを優しく撫でて癒してくれる存在だと切実に感じた楽曲です。

寄り添ってくれた、特別な思いのある楽曲です。

楽譜とスコアを眺め、和声とメロディを奏で酔いしれ、また弾きたいな…と考えていました。

トリオでも憧れの楽曲が何曲もあるし、管弦楽もオペラも聴きに行きたいな。

聴きたい公演を調べたら三万円以上だったので、ひとまず保留です……

9月と10月はトリオのコンサートに行きます。

そろそろオーケストラが聴きたくなってきました!

素晴らしい指揮者、管弦楽団、聴きたいです。