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ガード演技もあるマーチングバンドの演奏を聴きました。

弦楽器の音色が好きなので管弦楽曲を聴くことが多く、ウィンドオーケストラはそれほどたくさんは聴かないのですが、ガードが入るマーチングが大好きです。

今日聴きながら「生演奏はどうしてこんなに感動するのか」を考えていました。

音は空気の振動です。

その振動の幾つもの波が押し寄せ、包み込まれ、聴覚も肌感覚も脳細胞も刺激されます。

皮膚と細胞すべてで音の波動を吸収し、自分の中が波打つようで、その感覚はたまらない心地好さと幸せを生むのですね……

そして大事なもうひとつ。

奏者の熱気、演奏する喜び、そして本気度。

彼らの真摯さ、発するエネルギー、表現したいひたむきな想いにも包み込まれ、感動します。

生演奏って聴かなくちゃいけないな……と思いました。

便利な音源のみで済ませないぞ。

音たちに包み込まれるゾクゾクする幸福感、奏者の、今現在の心情と熱意を肌と細胞で感じる。

ついついYouTubeやCDやDVDなどで済ませてしまいますが、ホールに豊かに響き渡る音色や、奏者のエネルギーと伝えたいことを、身で確かに受け取る時間は絶対必要なのですね。

それをしないと、きっと枯れちゃう。

時間も交通費も使いますが、肌で感じる生演奏の感動は何物にも代えがたい、と再確認です。

レッスンを変更したり我が子たちの予定が優先など、どうしても不都合もありますが、出来るだけ、そして積極的に生演奏は聴くぞ!と目が覚める思いがしました。

師たちの言葉で、

  音楽は

    再現芸術である、

    響きの芸術である、

    時間の芸術である、

と頂いてきました。

音は消えていきます。

その儚く消えていく音たちに包まれるのが、癒しとも言える幸福なひとときです。

儚いからこそ美しい。

消えゆくからこそ美しい。

一瞬を全神経で感じようとする、そうやって感性を磨いていく。

それが音楽の芸術性かもしれません。

テレビや音源も上手に活用しながら、良い演奏をたくさん聴いていこうと思います。