
大人の生徒さんとショパンの葬送行進曲をレッスンしていて、心が重くなるようなメロディ、中間部の光が差すような天に昇るような救いのメロディ、それぞれをたっぷり味わいながら弾いて欲しいと思いました。
人間の色々な感情みたい。
難しいです〜と仰ってはいますが、とても努力家でいつでも丁寧に練習しているので、 驚くほど仕上がりが良く、積み重ねてきている練習は確実に力になっているなと感じます。
そして、あー楽しかったです!と笑顔でお話下さいます。
そうなんです、そこが大事です。
楽しいから努力出来る。
こんな大曲でも頑張れる。
弾くのが楽しい、幸せ。
笑顔で努力。
練習が辛くて泣きながら日々ピアノに向かっていると音楽に息苦しさが出ます。
ピアノ演奏者はそういう息苦しく地を這うような演奏をする人が、聴いていて辛くなるような音楽をする人がとても多いように感じてきました。
聴いていられない…苦しくなる…耳を塞ぎたい。
作曲家達は血の滲む思いで作曲しているのかもしれませんが、素晴らしい楽曲を世に生み出す
使命を全うしています。
作曲家と対話しその使命を探求するのと、練習が辛くて苦しみながら弾くのとは、全然違う話だと思うのです。
以前習っていた師が言っていました、微笑みの気持ちで弾くのよ、と。
私も練習が辛いと感じる時期がありました。
しかも長い期間。
なんか違う気がする、私がしたい事ではない気がする、この事に価値を感じないんだよな…と悶々としていました。
でも現在は素晴らしい師たちと出会い、一日中24時間練習していたいくらい楽しくて仕方がありません♫
音楽の根源を学べているので。
幸せ全開です!
楽しいかな?楽しんでるかな?と生徒さんたちの様子に敏感になりたいです。
ピアノ教室フェリチタ
https://www.sachi-piano.info