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生徒さん達は連弾が好きで得意です。

セカンドを弾く上でいつもいつも心掛けているのは、音楽全体を握っている・支えている意識とプリモを丸ごと包み込むことです。

きっとみんな、包み込まれる心地好さを知っているのだと思います。

包み込まれるなら温かいふかふかのお布団とか毛布が良いですね。

包まれて、うっとりと歌おう。

そして、お互いに感じ合うことの大切さを何度も説きますし、ピュアな耳を持っている幼い子ほど、聴き合う、感じ合うが自然に出来るような気がします。

自分の音はもちろん、様々な感覚をフル稼働させてパートナーの音もよく聴き、二人の調和も味わえる感性を育てよう。

こんなに美しい響きが生まれているよ。

音楽の真髄は調和だと信じています。

ソロは、私としてはおまけ。

調和の美しさも充実も豊潤さも知らない、味わっていないソロ演奏なんて…

乱暴だと思います。

一人でもアンサンブルでも、調和こそ音楽、それを伝えたいです。

耳と感性を開こう!

それは、なんだか脳が解放されるような感覚です。





写真は街の歌の第二楽章です。

ヴァイオリンとチェロの極上の調和をイメージして、私はどうしたらいいのか、先生方が求めること望むことは何か、そしてベートーヴェンが切実に伝えたいことは何か。

それを探求するのが幸せな時間。

今日の絵理先生のレッスンで、和声の響かせ方や重ね方、三人のバランス、音色の研究、シャワーのように和声が降り注ぐ感覚を考えました。

先生方はいつでも作曲家の意図を重視しますし、私も子供の頃から大事にしてきた、意図を読み取ること。

クラシックでは絶対的です。

楽譜に想いがこもっていますから、それが読み取れるとどう弾けば良いのか、どう練習すれば良いのかが分かります。

ベートーヴェンはどの楽曲もオーケストラなので、どの楽器が、どう歌いたいのかも考えます。

街の歌とは言いますが、それは3楽章。

ベートーヴェンが愛したドイツの森を、風や小鳥の歌声、樹々のざわめき、差し込む日差しを感じるような2楽章です。

とても美しい。

まるでベートーヴェンに包み込まれるような気がします。




ピアノ教室フェリチタ
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