
先日動画を送ってくれた生徒さんの演奏を聴いていて、あ〜耳が開いてきている!いいぞ!と感じました。
多喜先生がよく仰っていた『耳が開く』という表現。
その表現を知った時、私もその領域に行きたい!と切望しました。
楽器の響きを聴けているか。
音の長さやバランスだけではなく、響きです。
音の波動の幅や大きさがどのくらいなのか、色、濃さ、どこに向かうのかを聴覚はもちろん、肌感覚で聴く感じです。
倍音や調和のバランス、パートナー達の音色も、耳が開くと面白いくらいに分かります。
ピアノって倍音が豊かだし、何声部も弾けて和声が奏でられるし、弦も函もフレームも振動しているし、響きがたっぷりでいい音…なんです。
もうすぐ対面レッスンに戻すので、レッスンで聴くのが楽しみです!
9月の演奏会に向けて歌合わせがありました。
前回演奏会同様に声楽との合わせもあるのに、器楽とが大好きなので『声楽とはもう無いなあ』なんて思ってしまいました。
久し振りのソプラノです!
艶やかな歌声、美人でスタイルも良くて、気さくで朗らかで優しくて惚れ惚れします、素敵な方!
お人柄が麗しい歌声に表れています。
ピアノとソプラノで奏でる部分では、歌を優しく誘い、すいっと添います。
距離感、音色の柔らかさの度合い、調和のバランスなども取りやすい歌合わせでした。
もちろん声楽の合わせも楽しいですが、やっぱり私の心が向くのは弦楽器とだなあ、とより分かりました。
来週から愛する室内楽もスタート。
耳だけでなく肌感覚でも聴くのだ。
どんな楽器でも声楽でも、パートナー達の奏でる波動に添えばいいのだ。
後は、自分の右手左手も互いに寄り添う感じをイメージです。
仲良し、楽しく軽やかにお喋り、思いやっている、ピアノソロは一人アンサンブルです。
それに気づくためにも、他の楽器と合わせてみると良いですよ。
ピアノ教室フェリチタ