所沢市ピアノ教室フェリチタ

埼玉県所沢市のピアノ教室です。音楽の事、ピアノの事、レッスンの事、日々の生活の事・・・思いのままに綴っていきます♪

2017年07月

 ~豊かで幸せな音楽時間~

3週間ぶりのヴァイオリンレッスンがありました。

トロイメライは最後まで弾けるようにはなったのですが、音がかすれたりと上手くいかない、うーん、なんで?と思いながら一人で練習してきまして。

先生のような潤いのある音にはならないとしても、弓の角度や方向が悪いのか、左手の弦の押さえ方の問題なのか、一人で弾いていても何が原因なのかが分かりません…

先生に聞き、トロイメライを弾いてみて、原因を教えていて頂きました。

左手、ヴァイオリンのネック、指を押さえるところですね、そこにしがみつかない!

よいしょと下から覗きこむように押さえず、ピアノでいう「骨の山」、指の付け根の関節ですが、その辺りがネックに沿うこと、上からフワリと斜めに弦を押さえる感じ。

そして肘を固定しない。

四本の弦のどこを弾くかで自然に動いて良い。

ネックにしがみつき、手首の方向だけで何とかしようとしてたのね……詰まった音、伸びない音、滑らかに進まない、原因のひとつ。

ピアノでも、ピアノにしがみつくのはNGですね、同じ……

次は右手。

小指、ヴァイオリンでは4番といいます、その形が崩れているとのこと。

それぞれの指の方向・どういう役割があるかを見直し、小指を正しい形に直すこと。

一人だけで練習していると、どんどん自己流になってくるのですね。

弾きにくくなっていって、でも原因が分からず、とにかく練習が足りないのよ!と躍起になってゴリゴリ弾いてしまったり。

結局、基本に戻るのです。

基本のフォームや指の使い方、体の使い方をマスターしないと、弾きにくくて進めないのです。

基礎基本、本当に大切なんだなあと思います。

先生に教えて頂いたことを反芻しながらいつも練習していても、いつの間にか自己流や悪い癖がついてしまう……うーん、気を付けなくちゃ。

自分で研究は必要、と同時に客観的に見てもらう、も必要なんですね。

ピアノのレッスンでも同じですね。

やはり、子供さんの場合は1週間に一回、レッスンが必要です。

基本に戻ろう。

肩当てを無くすことにしたり、〈鎖骨から腕〉の感覚を思い出したり。

上手く弾けない原因は、基礎が崩れてきているから。

原因を見つけて対処する。

今日はそれを痛感したレッスンでした。

それは、後退しているのではなく、次のステップに進む感覚です、なんとなく……

そうやってUPdownを繰り返し、少しずつ上がっていきたいです。




       《音楽で幸せに》

         所沢市
  ♪ ピアノ教室フェリチタ(矢崎ピアノ教室)♪

      http://www.sachi-piano.info




 ~豊かで幸せな音楽時間~

春休み・夏休みにはグランドピアノの探険をしています。

レッスン時間を少し延ばし、昼間に変更して頂いたりと、ゆったり探険が出来るようにします。

53

55

22

書籍で使うのがこちらです。

ピアノの歴史から作曲家やピアニストの紹介などが分かりやすく、カラフルに載せられていて、生徒さんに貸し出しもしています。

スピネットやクラビコード、チェンバロも載っていますし、装飾の美しい現代のピアノを一緒に見ていましたら「こんなに装飾がきれいなピアノだったらやる気がわく~!」と言っていた生徒さん。

本当にその通りだよね!

どんなピアノで練習するか、日々心地好さを感じるか、実は重要なことだと気付かされます。

高級なピアノでなくても、もちろん良いのですね。

お手入れをして大切に楽器を扱い、きちんと調律をして響きを持ち、気持ちよく弾けるピアノ。

見直したいですね。

現代のピアノは真っ黒だよ~とちょっぴり残念そう。




楽器は振動して響きが生まれるんだよ、と話し、フレームを触ってもらうと、「震えてる~!」

音が出る仕組み、どこで音が鳴るのか、指は鍵盤に触れていますが、鳴っているのは内部なのですから。

ピアノを知って欲しいです。

弦は一体何本あるのか?とかけ算で数えたり、内部を覗きこんだり、全体の形もよーく見たり、響きが混ざり合う音に耳を澄ませたり。

ペダルの効用を見て聴いて、100才のプレイエルとスタインウェイの内部を録った写真を見たり……ピアノピアノな時間です。

生徒さんそれぞれの反応や、興味を持つところの違いなど、毎回私自身もワクワクする探険の時間です。

多方向からピアノを、音楽を知って欲しい。

面白い~♪と笑顔になってくれるといいな。




       《音楽で幸せに》

         所沢市
  ♪ ピアノ教室フェリチタ(矢崎ピアノ教室)♪

      http://www.sachi-piano.info



 ~豊かで幸せな音楽時間~

昨日は木曜クラスの室内楽レッスンの聴講に行って来ました。

曲はメンデルスゾーン、フンメル、ベートーヴェン、モーツァルト、4つのクラスです。

ヘンレ版の楽譜を取り寄せて、しっかり持参。

メンデルスゾーンはピアノパートの難易度がかなり高いと聞いていまして、楽譜を見ましたら、ほほ~っ難しそうっ!

今日はどのクラスも第3楽章でした。

何年も室内楽を学んでいらっしゃる方たちばかり、さすが!の演奏でした。

音が軽やかで円くて美しい。

どんなに細かいパッセージでも1音1音の響きが感じられ、長い音価のスラーでも響きが途切れない。

弦楽器と掛け合い、歌い合い、響き合う。

あーなんて素敵な音楽だろう……羨望♡です。

こんな風に弾けるようになりたい~!

お一人、抜群に上手方がいらっしゃって、今回が3楽章は初めてのレッスンですが、レッスンの終わりにはもう本番に挑めるくらいの完成度!になり驚きました。

ベートーヴェン第3楽章変ホ長調、ピアノがオクターブのユニゾンで歌い、弦が和声を奏で、あまりにも美しく涙がでそうでした。

変ホ長調の高貴さとエネルギッシュ、輝くような調の特徴が表されていて、まるで交響曲のよう…

ベートーヴェンはやっぱり素晴らしい!と感動します。

心が潤い、刺激もビリビリ、室内楽って本当に楽しい~♪とやる気がモリモリ出てきました。




       《音楽で幸せに》

         所沢市
  ♪ ピアノ教室フェリチタ(矢崎ピアノ教室)♪

      http://www.sachi-piano.info


 ~豊かで幸せな音楽時間~

生徒さんのレッスン時間。

押し上げてあげたいな、と最近強く思います。

上から引っ張り上げるのではなく、寄り添いつつ下から押し上げる。

目指す場所を見据え、生徒さんのペースで押し上げる。

ぐいぐい引っ張っぱって伸ばす先生もいらっしゃいますね。

どちらが私に合っているか、と考えると、押し上げる方なのですね。

良い悪いではなく、何が自分に合っているか、です。

底上げ、という言葉があります。

生徒さん一人ひとりの音楽を底上げをする、という感じでしょうか。

階段を自分の足で踏みしめながら進んで欲しいのです。

自分の長所と個性を知り自信をもって欲しいし、そこを伸ばして欲しいのです!

側にいて押し上げていきたいです。




そしてもうひとつ、基礎力を確かなものにすることは本当に大切だなあ、と生徒さんたちを見ていて感じます。

技術や理解、感受性、そして。

〈コツコツと練習を重ねる、毎日の練習、繰り返し繰り返し家で練習する〉という努力がなければ音楽は上達せず、好きな曲を思いのままに弾くことも出来ません。

その〈積み重ねの努力の大切さを知っている〉というのも基礎力のひとつだと、生徒さんたちを見ていて感じます。

気ままに・好きな時に弾けばいい、ではなく、積み重ね。

しかし、なかなか思うように練習できないのも現実です。

そういう時は、どうぞ自分を許してあげましょうね♪

〈積み重ねの大切さを知っている〉を基礎力のひとつと考え、レッスンしていきます。




       《音楽で幸せに》

         所沢市
  ♪ ピアノ教室フェリチタ(矢崎ピアノ教室)♪

      http://www.sachi-piano.info




 ~豊かで幸せな音楽時間~

副科ピアノでレッスンに通っている生徒さん。

吹奏楽部なのですが、合わせに関して話をしていました。

合わせをする際に、メトロノームを使うのだそうです。

たまに使うのではなく頻繁に、本番の直前までそうしているとのこと、そのやり方に疑問を感じる、と。

管弦楽ではメトロノームを使って指揮者と合わせる、というのは聞いたことがありません。

もしかしたら初期の段階ではあるのかもしれませんが……

メトロノームに合わせることに必死になって、仲間たちの音を聴かなくなりそうだよね、と話しました。

聴くことが最も大切なことだと思うなあ。

まさにその通りなんです!と訴えてました。

拍におさめることだけ、縦の刻みだけ、うーんそれでは音楽にならない……

仲間たちの音を聴き、寄り添って音楽を作り出す、少しでも高みを目指し、仲間たちで創造する。

拍子の中でも、揺らぎや凝縮など様々な動きがあります。

音楽は生きている、だから色々な動きがあります。

メトロノームに合わせることだけに集中していたら、それぞれの拍の特徴もつかめず表現できないし、音楽のバランスにも注意がいかないね。

と二人で意気投合して話していました。

合わせの仕方に少々驚きました。

室内楽でも合唱でも、メトロノームに合わせて、なんて考えられません。

色々な角度からの練習は必要なので、メトロノームの力を借りるのはピンポイントで・最初の段階で、くらいの方が良さそうに思いますが、指揮者の先生の方針があるのでしょうね。

でも、良い音楽からは遠くなるので、先生に直談判してみたら?と話しました。

余計なアドバイスでしょうが……心に届く音楽、目指したいですから。




合唱伴奏はソロとは違った音楽意識を育てます。

自己完結、では合わせられません。

歌詞を理解し、仲間たちの息づかいを聴き、歌が気持ちよく乗れるように進み、バランスを考えて。

皆で作り上げる、寄り添って心をひとつにして。

学びですね、それがソロにも生きます。

歌なら、合唱なら、どう演奏するかな?とレッスンでも生きます。

伴奏者目指して、みんな頑張ろうね!




       《音楽で幸せに》

         所沢市
  ♪ ピアノ教室フェリチタ(矢崎ピアノ教室)♪

      http://www.sachi-piano.info





このページのトップヘ